ソロライヴの面白みの1つとして、アレンジが施される前のその曲の生まれたての姿で聴くことができるという点があります。 Ismoのソロツアーで、ピアノの弾き語りで歌われたこの曲は、レコーディングバージョンとはまた違った味わいがありました。 初出は、Sielun Veljetの1983年のデビューアルバム「Sielun Veljet」です。このアルバムは、2枚組3面のライヴ盤という変則スタイルでした。 この曲の背景として、フィンランドには徴兵制があります。 その後、1986年にシングルとして、スタジオバージョンもリリースされました。 その音源は、1989年リリースのコンピレーションCD「Myytävänä!」にも収録されています。 ちなみに、2002年にリリースされたSielun Veljetのトリビュートアルバム「Säkenöivää voimaa」の中で、Ismoの弟のIlkka Alankoのバンド Neljä Ruusuaがこの曲をカヴァーしています。 Yö erottaa pojasta miehen 夜は少年から男を引き出す 少年はベッドに横たわり 見つめている 上段ベッドの底のみだらな写真を 最後に そして 彼は刻みつける 乳房の下に へそとして 泣いているO(オー)を 夢の中でしか 血を見たことはなかったが そのにおいは 祖国の風の中で鳴り響く 手を胸元で交差して 彼は眠りにつく 明日 勇気が試される(注1) 夜は少年から男を引き出す ろうそくを両肩に 彼は飛び込む 人生を突き抜けて めでたい クソめでたい 恐怖が彼女の頭を 騎士の胸に押しつける 憎しみが 無力な涙の中へ流れる 指揮官が のどへ拳を突く そして 吐く 彼の咽頭から 一片の反逆する従僕を 戦いの美しい紫色を 大空を確認する 手を胸元で交差して 二羽のカササギ タキシードを着て 勇気が試される(注1) 夜は少年から男を引き出す ろうそくを両肩に 彼は飛び込む 人生を突き抜けて めでたい とてもめでたい クソめでたい 注1;原詩では「veri punnitaan」(=血の重さが量られる)
2 Comments
EIKO
5/10/2017 23:35:18
ピアノの弾き語りバージョン@ライブ 聴いてみたいなぁ。
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
8/10/2017 17:12:48
いつもコメントどうもありがとう!返信が遅れてすみません。
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