今年の12月1~2日にヘルシンキで「Winter Solstice」という冬フェスが開催されるはずでしたが、資金難のため中止となったことが先日発表されました。
同フェスティバルの出演者には、Ismoの名前もあり、ソロ名義での1stアルバム「Kun Suomi putos puusta」(1990)を全曲演奏する予定でした。 このアルバムは、もともとは1990年のヘルシンキ・フェスティバルのために制作されたライヴ作品「Valheita ja onnenpekkoja」に基づき、その全曲を録音したものです。 「Valheita ja onnenpekkoja」は、「Taiteilijaelämää vuosilta 1989-2006」という2枚組DVDに収録されています。
DVDの詳細はこちら
今日はその中から、「Rakas, rämä elämä」を取り上げてみたいと思います。
このライヴ映像は、「Valheita ja onnenpekkoja」からのものです。 ちなみに、このライヴが行われた会場は、9/1リリース予定のソロライヴ盤が収録されたのと同じVanha ylioppilastaloです。
Rakas, rämä elämä いとしき、ガタガタの人生
1万年の歴史の結末: 呼吸 - 内へ外へ やさしく 荒れた手で 彼はやせた雌牛の乳をしぼる 2頭の白い雄牛が 朽ちた荷馬車を引く 食いしんぼうのハエの群れが 甘い果実を待ち伏せる そして クソ、人間のクソ(注1) いたるところに 同時に: 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生よ、まだ今日は 俺を置いていかないでくれ 置いていくなら 置いていけ 俺はあたたかく 寛大だ 醜く、美しく そして いとしい、人生よ そこには 何人かの人々、ラクダたち、オオハム(注2)、キツネと俺がいた 痛む頭を向ける先にはどこでも インディアン(注3)が目に入る すばやい人間の群れが 気楽な心を待ち伏せる そして クソ、人間のクソ いたるところに 同時に: 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生よ、まだ今日は 俺を置いていかないでくれ 置いていくなら 置いていけ 俺はあたたかく 寛大だ 醜く、美しく そして いとしい、人生よ 1万年のプロパガンダの結末: 呼吸 - 内へ外へ 俺は 笑い、喜び、暴れまわり そして 恋する 疲れて、なんとか食っていき、力を失い そして 立ち止まる そして クソ、人間のクソ いたるところに 同時に: 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生は 醜く、美しく そして いとしく、豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身のもの 人生よ、まだ今日は 俺を置いていかないでくれ 置いていくなら 置いていけ 俺はあたたかく 寛大だ 醜く、美しく そして いとしい、人生よ 豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身の、人生よ 醜く、美しく そして いとしい、人生よ 豊かで、ガタガタ、だけど 自分自身の、人生よ 注1;"shit"の意。 注2;野鳥の水鳥。 注3;原詩ではpunanahkoja=redskinsと表現。
0 Comments
Leave a Reply. |
Authorこのブログは、Ismo Alanko来日公演実行委員会が運営しています。Ismoファンの交流の場にできればと思っておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。 Archives
November 2018
Categories
All
|