昨日のブログで、Hassisen Koneの英語で歌われたアルバム「High Tension Wire」をご紹介しましたが、これはいくつかの収録曲の変更はあるものの、同年(1982年)リリースされた3rdアルバム「Harsoinen teräs」を基本にしたものです。 今日はその中から1曲、フィンランド語版と英語版の聞き比べをしてみてください。 オリジナル(フィンランド語版)「Pelko」 英語版「Panic」 Pelko 恐怖 俺たちの誰も スウェーデンへ 飛ぶことも もぐることもできない 輝く闇の王子なしには 俺たちの誰も 弱いものを 殴ることも 唾を吐くこともできない 空気中に潜む、熱い苦痛なしには 手首に車を引け、悦んでいろ お前の顔を覆え ベール(注1)の陰に そうすれば 神秘的だ お前は 1リットルのシャンパンの涙を流すか チョコレートを吐くことができる 神々を冒涜さえしなければ お前の脳が止まるとき お前はひとり残る 心とともに もうおびえているのかい、もうおびえているのかい? 何も隠すことはできない お前の脳が止まるとき お前はひとり残る 心とともに 苦痛が背後に忍び寄るのを感じるかい? それはすべての嘘をさらす 今 襲う 恐怖が 恐怖 俺たちの誰も 偉大な審判者を気取るべきではない 俺たちの誰も 人の人生をあがなうことはできない なぜなら 罪(注2)はすでにそれ自体が 世界中の罪業(注3)への罰なのだから 誰がまだ説教師を気取りたいのか? 説教は書かれている 湖へ、森の奥へ 岩だらけの山腹へ 説教は刻まれている(注4) 黄-白-黒色の 苦しむ人間の顔へ お前の脳が止まるとき お前はひとり残る 心とともに もうおびえているのかい、もうおびえているのかい? 何も隠すことはできない お前の脳が止まるとき お前はひとり残る 心とともに 苦痛が背後に忍び寄るのを感じるかい? それはすべての嘘をさらす 今 襲う 恐怖が 恐怖 注1;原詩では「harso=gauze」(綿・絹などの)薄織 注2;原詩では「rikos=crime」(法律上の)罪 注3;原詩では「synti=sin」(宗教・道徳上の)罪 注4;原詩では「painautua=press oneself」
5 Comments
a.o.
2/11/2017 12:54:24
この 作品も大好きな曲なのですが、英語バージョンはじめて聞きました。やっぱりフィンランド語の方がグサッときます。言葉の気温が違うのかも?と思ったりしました。
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
2/11/2017 19:54:56
私もこれはもっとも大好きな曲の1つなんです。
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EIKO
3/11/2017 02:02:33
言葉の気温、言い得て妙ですね!
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
3/11/2017 10:47:19
日本ではフィンランド語のまま、Ismoを聴いてほしいなって思います。
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
3/11/2017 10:52:53
あっ、こちらのボックスにもありますね。
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