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ここでは、Ismo Alankoの曲紹介やフィンランドのよもやま話などを書いていきたいと思います。
フィンランド語の原詩は、オフィシャルサイト(https://www.ismoalanko.com/)の"SANOITUKSET"のコーナーに掲載されています。
  ISMO ALANKO JAPAN TOUR
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Lintuperspektiivi - Ismo Alanko (2015)

5/9/2017

8 Comments

 
​今日は、9/1にリリースされたソロライヴ盤「Yksin Vanhalla」に収録されている曲の中から、1つ取り上げてみたいと思います。
この曲は、ソロ名義での7作目にあたる自身の名を冠したアルバム「Ismo Kullervo Alanko」(2015)のオープニングトラックであり、Ismoの最も美しい曲の1つだと思います。
​今年の春のソロツアーのとき、ファンの女の子からの「お気に入りの曲は?」という質問に、Ismoはこの曲を挙げていました。
iTunesでの購入はこちら(スタジオ版)
iTunesでの購入はこちら(ライヴ版)
Lintuperspektiivi(注1)  鳥の眺望
 
恋しさは 人の心の病と定義できるだろう
安定したリズムを乱すむしばむ病と
恋しさの対象には 私についての予感すらない
たぶん 迷える私たちには 希望のほかは何もないだろう
 
そして 愛と
大事にしている愛
それを留めている
隠れ場所に
 
君は私のところへ来ない
でも 私は君を待っている
 
恋しさの主たちの魂の風景は 広い大草原だ
私たちの最良の寛大な心が 雑草を育てる
恋しさの対象の一日が 曇りからハリケーンへ変わる
惨めさの偉人である私が このようにとうとう愛する私の趣味をやめるとき
 
そして 私は飛び立つ
鳥の眺望から 私はすべてを見る
私のX線視で 地表を貫く
形が再び現れる、 恐れが隠れる場所はもう何もない
 
君は私を待っていない
でも 私は君のところへ来る
 
 
注1;Lintuperspektiivi = Bird's-eye view, 高い所から見渡すかのような全景をさす。​
8 Comments
a.o.
6/9/2017 13:19:04

とても美しい曲と詩ですね。
鳥さんの目から見た世界、鳥といえば舞踏家の故大野一雄先生の傑作の演目に「鳥」というのがあったのですが、それを思い出しました。イスモ鳥はきっと天使ではないかとも思いました。
Kullervo Alankoの中ではKaunis suruが好きだったのですが、この曲も大好きになりました。

Reply
Ismo Alanko来日公演実行委員会
6/9/2017 21:08:27

「Ismo Kullervo Alanko」は、Ismoのさまざまなプライベートな素の感情に基づいた美しさの探求をテーマとしたアルバムだそうです。中でもこの曲はひと際美しいと思います。
飛行機の窓から、眼下にフィンランドの森と湖の景色があらわれたとき、私の頭の中にいつもこの曲が鳴り響きます。
「Kaunis suru」もいいですね。悲しみを美しさに昇華する視点は、個人的にはIsmoの最も素晴らしい感性の1つだと思います。
大野一雄先生の「鳥」、是非見てみたかったです。

Reply
EIKO
6/9/2017 22:22:46

ホント、美しい曲よね。
そして、とてもフィンランドらしい。
情景が浮かぶ。
お気楽な南仏やスペインじゃ、絶対に生まれないメロディだわ。
歌詞もいいよね。
今ちょっと仕事が忙しくて、堪能できないけど、CDも届いてるから、
もうちょっと頑張ろう…

Reply
Ismo Alanko来日公演実行委員会
7/9/2017 00:08:27

そうですね、内に広がる豊かなで繊細な世界は、まさにフィンランドらしいですね。
ちなみにこの曲は、メロディが先に生まれたそうです。
今回のライヴアルバムは本当に素晴らしく、来日公演の予習には最適だと思います。
Ismoが待っている!と楽しみにしながら、忙しい時期を乗り切ってください!

Reply
a.o.
7/9/2017 13:32:59

鳥つながりで、
最近日本の古い和歌を音読したりしているのですが、ちょうどこのブログを読んだ後に、
「生きての世 死にての後の 後の世も 羽根を佩かせる 鳥となりなむ」というのを見つけてイスモ様が時間と空間を超えて舞い降りたのかと思ってしまいました。
さらに、
「思えども 会ひ思はず 思ふ時 思ふ人をや 思はざりけむ」というのがあって、やっぱり私は自分で勝手に創ったイスモ様の幻と戯れているのだな、と思い、さらに、
「世の中を 儚きものと 思ふにも 先づ思ひいづる 君(イスモ様)にもあるかな」というのがあって、個人的なシンクロに酔いしれていましいた。
イスモ様からとんでもないロマンを感染させられたようでした。

個人的な戯言を読んで頂きありがとうございました。

Reply
Ismo Alanko来日公演実行委員会
7/9/2017 19:26:03

とてもステキなコメント、どうもありがとうございます!
a.o.さんの個性的でピュアなイマジネーションが大好きです。
私は和歌にはまったく疎いのですが、Ismoの詩の世界は和歌を詠んでいた頃の日本人の感性にどこか似ているように感じます。
これは私の個人的な考えなのですが、出会うべくして出会ったものには、必ず不思議なシンクロ現象がともなうもの。私はそういうものだけを大切にし、すべて運命に身の流れを任せています。
a.o.さんにとって、Ismoはきっと運命の存在なんだと思います。

Reply
a.o.
8/9/2017 13:23:00

イスモ様の素の感情に基づいた美しさ、というのは、「もののあはれ」かもしれないですね。
実行委員さんの翻訳があったからこそのシンクロでした。
ありがとうございます。

Ismo Alanko来日公演実行委員会
8/9/2017 22:22:51

まさに「もののあはれ」というのは、ピッタリかもしれませんね!
私の書き方がちょっとあいまいでしたが、厳密にはIsmoは「このアルバムはプライベートなありのままの感情体験から生まれたもので、美しさの探求をテーマとしている」といったニュアンスで語っていました。
a.o.さんのお話から、Ismoの世界観を新たな視点で感じることができたように思います。
こちらこそ、どうもありがとうございます!

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