この曲は、1986年にSielun Veljetのシングルとしてリリースされました。 「Myytävänä!」(1989)、「Aina nälkä -Veljien 20 pahinta hittiä」(2003)、「Maallinen vaellus 1983-2011」(2011)など、Sielun Veljetの各種ベスト盤にも収録されており、ライヴでもしばしば演奏されます。 Ismoの描き出すイメージは、ありきたりな固定観念にとらわれないからこそ、新鮮な印象を与え、説得力があるのだと思います。 Kevät 春
車両基地が溜め息をつく、太陽が昇るとき 光が話す、5月だ 秋の荒涼さが 魂へ降り注いだ 夏が 疑い深い人々を迷わせた 子供のころ 雪を食べたとき 冬の夕べの魔法を感じる 今 輝きが人々を招く フキタンポポを読みに(注1) 春、最初の春 患者たちがモルヒネを叫ぶ 春、最初の春 病院の廊下の青白い夢を 春、最初の春 車両基地が溜め息をつく、太陽が昇るとき 光が話す、5月だ 精神は冬の黒ずんだ地面の中にある でも 世界は笑わせるようだ 愛は 私たちを運ぶ ひどいめにあわせる あるいは愛撫する そして今 白樺の枝から ぶら下がり 吊り下がっている 大きな緑の馬たちが 注1;原詩では「lukemaan leskenlehtiä」。フキタンポポ(leskenlehti)は、春になるといち早く生えてくる花の1つであり、先に花が咲き、花が枯れてから葉が成長することから、「widow’s leaf(やもめの葉)」を意味する名前がついている。また、「lehti」には「葉」のほかに「新聞、雑誌」の意味もあるため、「lukea」(=読む)という動詞を用いた言葉遊びになっている。
4 Comments
EIKO
23/1/2018 19:28:00
ありがとう~!
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
24/1/2018 00:34:12
EIKOさん、さすが勘がいいですね(笑)!
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EIKO
24/1/2018 00:47:25
なるほどね。
Ismo Alanko来日公演実行委員会
24/1/2018 00:58:21
Ismoの曲の翻訳は、自分のライフワークにしたいと思っています。フィンランド語に関してはまったくの未熟者なので、フィンランドの友人にお世話になってばかりですが...。
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Authorこのブログは、Ismo Alanko来日公演実行委員会が運営しています。Ismoファンの交流の場にできればと思っておりますので、どうぞお気軽にご参加ください。 Archives
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