フィンランドの大衆音楽には、日本のムード歌謡に相当するような「イスケルマ」と呼ばれるジャンルがあり、多くのフィンランド人の心に自然にしみ込んでいる音楽です。
今日は、イスケルマにまつわるIsmoの活動をご紹介したいと思います。 1981年にJari Kullervo名義で「Lasinen elämä」というイスケルマのシングルがリリースされていますが、その実態はIsmoとSössölandian Kultakurkutのメンバーでもある友人 Jari ”Cyde” Hyttinenとのコラボです。(ちなみにKullervoはIsmoのミドルネームです。) 1982年には、IsmoはイスケルマをカヴァーするIskelmätaivasというバンドで活動しました。ライヴを2回行ったのみの短命のバンドでしたが、これを母体として、のちにSielun Veljetとなりました。 このライヴ映像の会場は、昨年リリースされたIsmoのソロライヴ盤「Yksin Vanhalla」と同じVanha ylioppilastaloです。 Sielun Veljet時代には、イスケルマのカヴァーを演奏するKullervo Kivi ja Gehanna-yhtyeというサイドプロジェクトがありました。 1991年にリリースされたSielun Veljetの3CDボックス「Musta laatikko」の3枚目のCDには、1990年にVanha ylioppilastaloで行われた、このプロジェクトによるライヴ音源が収録されています。 Sielun Veljetの3rdフルアルバム「L’amourha」(1985)に収録されている「Josef, Josef」は、上にリンクした曲のカヴァーです。まったく異なるテイストに仕上がっているので、聴き比べてみてください。 2016年にヘルシンキのクラブTavastiaで行われた夏至祭ライヴで、Ismoは現在のバンドとともにこのイスケルマプロジェクトを復活させ、Kullervo Kivi & El Mosquitoとして登場しました。 アコーディオンでKimmo Pohjonenも参加しています。
2 Comments
EIKO
4/1/2018 23:19:29
昭和歌謡というか、演歌?(^_^;)
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
4/1/2018 23:53:22
イスケルマの哀愁は、演歌の心に通じるものがありますよね。日本人にとって、すごく親しみやすい感じがします。
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