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ここでは、Ismo Alankoの曲紹介やフィンランドのよもやま話などを書いていきたいと思います。
フィンランド語の原詩は、オフィシャルサイト(https://www.ismoalanko.com/)の"SANOITUKSET"のコーナーに掲載されています。
  ISMO ALANKO JAPAN TOUR
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Ismo Alankoと私 by Eikoさん

24/5/2017

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Eikoさんに写真付きの素晴らしいエッセーを寄稿していただきました。
ファン歴の長いEikoさんならではの視点で、Ismoがどのようなアーティストなのか、とてもよく伝わる内容だと思います。
どうもありがとうございます!


Ismo Alanko, jumalani joskus opettajani
 
私が初めてIsmo Alankoを知ったのは、1993年、もう24年も前のことです。
当時日本では、フィンランド人F1ドライバーのミカ・ハッキネンが大人気で、F1ファンの女子の間では、フィンランド語を勉強することが、ちょっとしたブームになっていました。私はハッキネンが好きだからフィンランドに興味を持った世代です。
 
ところが。当時はもちろんインターネットなどない時代。フィンランド語を勉強したくても、日本語/フィンランド語の教材は、戦後まもなく発行された古書のような学術的な文法本と、著名な荻島教授の1500語の単語集のみ。中学校の英語の教科書レベルの教材すら存在しない時代でした。
とても素人に手が出せる言語ではないなと思い、東京に住んでいる地の利を生かして?友人のツテを頼りに、フィンランドからの交換留学生を紹介してもらいました。
その方は音楽好きで、「フィンランドの音楽」に触れることができるようにと、いろいろなミュージシャンの曲をセレクトしてダビングしてくれ、1本のカセットテープを作ってくれました。
その中に、Hassisen Koneの曲が2曲入っていました。
キラッキラでピッコピコ(笑)のニューロマで育った私には、少し古い感じのする骨太ロック系に聞こえたのですが、どこか懐かしく心地よい音にも聞こえました。
前置きが長くなってしまいましたが、これが、私がIsmoを知ったきっかけです。
 
カセットには、Harsoinen teräsとHiljaa virtaa veriが入っていました。
この2曲を初めて聴いたとき、歌詞カードなんてないし、何を言っているかもさっぱりわからない。
でも、張り詰めた緊張感のようなものが魂に伝わってくる、そんなイメージでした。
 
その後、1995年と1999年にフィンランドに行って、CDを買って来ました。
Ismoの弟、IlkkaのNeljä Ruusuaのファンにもなっていたので、Alanko兄弟はフィンランドミュージックシーンを牽引するスーパースター様なのだという認識の下、ヘルシンキやタンペレのCDショップを回って一生懸命探しました。
フィンランド語の勉強には挫折してしまい、歌詞の意味はあいかわらずほとんどわからないままでしたが、それでも、初めて聴いたときから感じていた、Ismoの歌にこめられた「Sisu」。良くわからないけどなぜか心が揺さぶられる音の洪水。
音楽という意味だけでなく、言語を音としか捉えられない私にも伝わってくる「何か」の正体は何なのか、その疑問を20年以上漠然と抱えつつ、フィンランドにライブを聴きにいくという行動にも移せないまま、私はもう「神様Ismo様」にはお会いできないのかなぁと思っていました。まさか、日本に来てくださる日が来るなんて、夢のまた夢のことだと思っていました。
 
実行委員の方が、すばらしい対訳をアップしてくださっていますが、この歌詞からわかるように、Ismoの歌には深遠な背景があり、Ismoの言葉を通してその背景をも学ぶことで、社会情勢から人生哲学にいたるまで、より深い精神世界に触れることが出来る気がします。
そういった意味では、単なるミュージシャンの枠を超えて、「師」として仰ぐファンの方も多いと思います。
「フィンランド語で歌う=フィンランド以外では受け入れてもらえない」ではなく、フィンランド語がわからなくても、Ismoの声を通して伝わってくる「何か」は誰しも必ず感じられると思います。また、Ismoの歌は、彼の意図を正確に理解するためにも、「フィンランド語でなければならない」のだとも思います。
 
フィンランドからは、古くはHanoi Rocksが世界的な成功を収めていますが、80年代にハノイがデビューした頃、日本ではルックスに注目したROCKアイドル的な扱いだったような気がします。(彼らがフィンランド出身だということはあまり強調されていなかったような?)
その後、北欧メタルの流行もあって、フィンランドのメジャーバンド=メタルと認識されている方もいるかもしれません。
変り種では、レニグラ(レニングランド・カウボーイズ)が缶チューハイのCMで有名だったり、テクノに詳しい人ならRinne Radio(テクノジャズの分類になると思います)、ワールドミュージックに詳しい人ならサーミ語とテクノの見事なコラボを実現したWimmeなどもご存知の方がいらっしゃるかもしれません。
いずれもメジャーではあるけれども、私にとっては「どこの国出身かは関係ない」枠に入ってしまい、真のフィンランドらしさに触れるには、やっぱりIsmoが一番だと思っています。
 
彼が発表したアルバムの1/4も持っておらず、比較的古い時代の曲しか知らないので、私的ベストアルバムは「Irti」なんですが、最近はYoutubeで見ることも出来ますし、どんな曲を歌ってくれるんだろう???と来日ライブを楽しみに待っています。
 
By Eiko

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