Ismoの声は、まるで心を持った楽器のようです。
今日は、そんなIsmoの声の魅力を堪能できるアカペラ曲を取り上げてみたいと思います。 この曲は、ソロ名義での1stアルバム「Kun Suomi putos puusta」(1990)に収録されています。 1990年のVanha ylioppilastaloでのライヴ映像でどうぞ。
Spotifyでは、ソロライヴアルバム「Yksin Vanhalla」のボーナストラックとして、この曲も収録されています。
Hetki hautausmaalla 墓地でのひととき
俺は石を見つめている、そこには死んだ仲間の名が刻まれている 俺自身もここへ行き着く、どんなにあがいても 彼の笑顔は腐ってゆき、拳は土に返る そして その千マルッカ(注1)が 蝕んでいたとしても もはや まったく感じない 俺は石を見つめている、そこには死んだ仲間の名が刻まれている 彼のブロンドの髪は 伸びている 雪がすでに地を覆っていても 彼は眠っている 意に反して、頬にはウジ虫 俺自身もそこへ行き着く、どんなにあがいても だから 俺の手を取ってくれ、行こう まだ抱き合おう、時間があるうちに 束の間の幸せの感覚 すべてのさなかに いっさいの存在の高慢さのさなかに まさに すべてのさなかに 俺は石を見つめている、そこには死んだ男の名が刻まれている 俺自身もここへ行き着く、どんなにあがいても たとえ俺が城の中で 君主として歩いても、命令を下しても それでも 最後には 土を口の中に 横たわるだろう だから しばし解放してくれ、哀れな少年よ まだ抱き合おう、時間があるうちに 束の間の幸せの感覚 すべてのさなかに いっさいの存在の高慢さのさなかに まさに すべてのさなかに すべてのそれらの美しい日々 俺は聞いた 苦痛の声を 自分自身の精神を見つめた、時間に敗北した 今 俺の青ざめた顔は腐ってゆき、骨は土に返る そして その千マルッカが 蝕んでいたとしても もはや まったく感じない 俺は石を見つめている、そこには刻まれている 俺の死んだからだの名が 注1;フィンランドの旧通貨
2 Comments
a.o.
28/9/2017 14:31:45
イスモ様のお声は聞く人を瞬時にその世界にワープさせてしまう力がありますね!
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
28/9/2017 19:30:51
ホントその通りですね!
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