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ここでは、Ismo Alankoの曲紹介やフィンランドのよもやま話などを書いていきたいと思います。
フィンランド語の原詩は、オフィシャルサイト(https://www.ismoalanko.com/)の"SANOITUKSET"のコーナーに掲載されています。
  ISMO ALANKO JAPAN TOUR
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Ismo Alanko来日公演無事終了!

31/1/2018

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Ismo Alanko来日公演は、おかげさまで大好評を得て、無事終了いたしました。
​ご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました!
また、多くの方々から、ご感想や温かい励ましのお言葉をいただき、この企画を実現することができて本当によかったと実感しております。

​2018年1月26日(金) 札幌 ターミナルプラザことにパトス
札幌公演のセットリストはこちら


​2018年1月28日(日) 東京 南青山MANDALA
​東京公演のセットリストはこちら

​いずれも約90分のステージで、ピアノ、ギター、アカペラというシンプルな構成でしたが、全身全霊Ismoのすべてが注がれた非常にパワフルで凝縮度の高いパフォーマンスを披露してくれました。
少なくとも、私がこれまで見たライヴの中ではベストといえるのではないかと思います。
英語で簡単な曲紹介もしてくださったので、フィンランド語の歌詞がわからなくても、Ismoの多彩な表現力と相まって、1人1人の心の中に何らかのイメージを抱きながら、Ismoの世界を感じとっていただけたことと思います。

​中でも、飲酒問題をテーマとした「
Seitsemän päivää」は、演劇的な要素も兼ね、強烈なインパクトを放っていました。(もっとも反響の大きかった曲の1つです。)

​また、本編ラストにマイクなしでアカペラで歌われた「Laulu」では、Ismoの声が持つ魔力を堪能できたことと思います。(この曲も人気がありました。)

​その他、「Kanoottilaulu」では、シベリアの喉歌に基づいた唱法が用いられたり、「Kieli jolla vaikenen」では、歌詞の中で「愛してる」 というIsmoの日本語が聞けたり...見どころを挙げればキリがありません。皆さまは何が印象に残りましたか?

​IsmoのFacebookでも、来日公演の模様が取り上げられました。
​札幌公演

札幌公演のステージ背景に使用させていただいた白樺の墨絵は、杉吉貢さんの作品です。

​また、札幌では、Cafe & Bar すかんぴん様から、ステキなお花を贈っていただきました。どうもありがとうございます。
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東京公演

​東京会場では、Ismoの代表曲からネーミングした「Taiteilijaelämää」(芸術家の人生)というスペシャルカクテルをご用意していただきました。
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フィンランドの国旗の色をモチーフとし、フィンランディア(ウォッカ)をベースにしたカクテルです。南青山MANDALAさん、どうもありがとうございました。​
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​公演終了後には、サイン会があり、写真撮影にも気さくに応じ、日本の観客と楽しく交流してくれました。
​CDを買い逃したという方は、フィンランドのCDショップ Levykauppa Äx から通販でお買い求めいただけます。英語対応もしておりますので、是非どうぞ。

​異なる言語でIsmoの曲を知らない人たちまでもがライヴに感動していたことに、Ismo自身も感銘を受けており、今回の来日公演は、Ismoにとっても貴重な体験となったようです。うれしいですね。

​最後にIsmo, パートナーのJohanna, MUSIC PLANTの野崎さん、そして両会場のスタッフの皆さま、どうもありがとうございました。
​Ismoは昨日、無事フィンランドへ帰国いたしました。またいつか日本へ来てください!

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ついにIsmo初来日!

26/1/2018

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1/24にIsmoが無事日本に到着しました!とてもお元気です。
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​昨夜は、カラオケボックスにてコンサート前日のボイストレーニングを行ないました。
​そのときの写真がIsmoのFacebookに掲載されています。

本日は札幌、1/28(日)は東京でライヴがあります。演奏時間は約90分を予定しております。
​きっと素晴らしいステージを見せてくれると思いますので、どうぞお楽しみに!
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Taivaan tulet - Ismo Alanko Teholla (2008)

23/1/2018

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この曲は、Teho Majamäkiとのデュオ Ismo Alanko Tehollaの1stアルバム「Blanco Spirituals」(2008)のラストナンバーです。
​ちなみに、tehoにはICUの意味もあるため、このユニット名は「ICUにいるイスモ・アランコ」ともなる言葉遊びになっています。
2007年~2014年にフィンランドで放映された
Kemijärviを舞台としたTVドラマ「Taivaan tulet」のテーマ曲は、この曲のインストヴァージョンであり、そこではフルート以外のすべての楽器をIsmoが演奏しました。(フルートはIsmoの弟 Petri Alanko)
iTunesでの購入はこちら

​こちらがTVドラマのテーマ曲です。

Taivaan tulet     空の火(注1)
 
俺はすべてやれる、すべて耐えられる
苦しみを取り払う、困難を防ぐ
すべて否定する、俺は正しい
空の火を見つめながら
 
すべてのものには どこかに自分の場所がある
俺はまだひとりで回っている 俺の穴の中で
もつれた気分で
空の火を見つめながら
 
俺は目覚める とても光あふれる夜へ
そこでは 生が奔放に暴れまわる
俺は目覚める とても荒れ狂う夜へ
そこでは 恋人たちを待っている
 
俺は出会う 空へ向けられた視線に
俺は感じる 贈り物としてもたらされた幸福を
いにしえの魂が 時をたがえず出会う
空の火を見つめながら
 
俺は解き放つ、それが来るにまかせる
降伏する、戦いをやめる
まなざしが変わる 夜のさまよえる者の中で
空の火を見つめながら
 
いにしえの魂は正しい
空の火を見つめながら
 
愛が生まれる 夜のさまよえる者の中で
空の火を見つめながら
 
 
注1;オーロラをさす。
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Kevät - Sielun Veljet (1986)

22/1/2018

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この曲は、1986年にSielun Veljetのシングルとしてリリースされました。
​「Myytävänä!」(1989)、​「Aina nälkä -Veljien 20 pahinta hittiä」(2003)、「Maallinen vaellus 1983-2011」(2011)など、Sielun Veljetの各種ベスト盤にも収録されており、ライヴでもしばしば演奏されます。
​Ismoの描き出すイメージは、ありきたりな固定観念にとらわれないからこそ、新鮮な印象を与え、説得力があるのだと思います。
Kevät  春
 
車両基地が溜め息をつく、太陽が昇るとき
光が話す、5月だ
秋の荒涼さが 魂へ降り注いだ
夏が 疑い深い人々を迷わせた
子供のころ 雪を食べたとき
冬の夕べの魔法を感じる
今 輝きが人々を招く
フキタンポポを読みに(注1)
 
春、最初の春
患者たちがモルヒネを叫ぶ
春、最初の春
病院の廊下の青白い夢を
春、最初の春
 
車両基地が溜め息をつく、太陽が昇るとき
光が話す、5月だ
精神は冬の黒ずんだ地面の中にある
でも 世界は笑わせるようだ
愛は 私たちを運ぶ
ひどいめにあわせる あるいは愛撫する
そして今 白樺の枝から ぶら下がり 吊り下がっている
大きな緑の馬たちが
 
 
注1;原詩では「lukemaan leskenlehtiä」。フキタンポポ(leskenlehti)は、春になるといち早く生えてくる花の1つであり、先に花が咲き、花が枯れてから葉が成長することから、「widow’s leaf(やもめの葉)」を意味する名前がついている。また、「lehti」には「葉」のほかに「新聞、雑誌」の意味もあるため、「lukea」(=読む)という動詞を用いた言葉遊びになっている。
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Lihaa ja verta - Ismo Alanko Säätiö (1998)

21/1/2018

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この曲は、Ismo Alanko Säätiö の1stアルバム「Pulu」(1998)に収録されています。
​昨年秋、フィンランドでのソロツアーのオウル公演で、観客のリクエストに応えて、Ismoはアカペラでこの曲を歌いました。

Lihaa ja verta  肉と血
 
創造者(注1)には 皿に肉と血がある
安息日の酒場で、肉と血
彼の息子の仲間たちは食べた 戸棚は空っぽに
ただ肉と血を、汚いスープを
肉と血
 
俺は黄色、俺は緑色
俺は粘りのある淡、それは吐かれた
神の骨ばった顔の方へ
うろたえた目の方へ
そして それでも俺はまだ残っている
何という恥!
 
創造者には 皿に肉と血だけがある
安息日の酒場で、肉と血
彼の息子の仲間たちは食べた 戸棚は空っぽに
ただ肉と血を、汚いスープを
肉と血
 
すべてのもう一方の手が穴を掘る
すべてのもう一方の足の下へ
すべての3つ目の口が食べる すべてのもう一方のパンを
すべての4つ目のスープが煮込まれる 最後のわら(注2)へ
すべての5つ目のしずくが最後のものだ
そして それでも俺はまだ残っている
何という恥!
 
 
注1;原詩では「luoja」(=creator)。造物主=神の意味もあり、以下ダブルミーニングとなっている。
注2;原詩では「viimeiseen oljenkorteen (viimeinen oljenkorsi)」。「最後の頼みの綱」のような状況をあらわす比喩的表現。

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Pelataanko shakkia vai? - Ismo Alanko (1995)

20/1/2018

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この曲は、ソロ名義での3rdアルバム「Taiteilijaelämää」(1995)に収録されています。
Ismoの曲は、多彩な比喩に満ちたものが多いです。

​フィンランドでのソロツアーのレパートリーに入っていた曲は、私の知る範囲ですべてご紹介しようと思い、この曲を取り上げたのですが、残念ながらネット上で日本からリンクできる音源はなさそうです。
​ご興味のある方は、上記アルバムのほか、Ismo Alanko Säätiö​の2CDライヴアルバム「Luonnossa」(1999) の中でも聴くことができますので、是非CDをお買い求めください。
「Taiteilijaelämää」の中古CDの購入はこちら

Pelataanko shakkia vai?  チェスをしようか それとも?
 
チェスをしようか それとも?
祖国はちらっと見回した
悪魔は明らかなことを言った:“一緒であることはより多くだ”
 
チェスをしようか それとも?
祖国は彼の羊飼いたち(注1)を売った
悪魔は彼の金(きん)でつり上げた(注2)、一緒であることはより良くだ
 
ぼろぼろの十字模様(注3)を
あのハンサムな若者たちはゲームした
笑い声 それは風景の中で鳴り響いた、一緒であることは心地よい
 
悪魔と祖国
2人の美しい青白い少年たち
どちらも独り 哀れなみなしごとして、キングたちのように一緒に
 
ある月曜日だった、ありふれた月曜日
プレイヤーのうちより優れている者が 大地を手に入れた
 
そして 誰も想像することはできなかった
彼らのどちらかが自由になり
他方の抱擁の中へ 無条件に身を任せるだろうとは
 
俺が再び飛び込むこの地
大地は聖なるエネルギーだ
ああ、大地よ、誰がお前を所有するのか?
宇宙が鳴るこの地
大地が俺を手に入れる
 
チェスをしようか それとも?
永遠の裏庭の隅で 俺はしゃがむ
ワモンアザラシたち そいつらが俺の駒の手をうかがう、一緒であることは退屈だ
 
チェスをしようか それとも?
喜びの中の胸と血の中の積もった雪
そして 隣の母さんから3人の息子、一緒であることは祖国だ
 
俺たちはチェックメイトだけを待つ
ゲームテーブルはその重みでつぶれる
キングは盤の目から落ちる そして - 一緒であることは人生だ
 
チェスをしようか それとも?
悪魔は祖国に謝意を表して 立ち上がる
チェス盤を集め 勝利を数える、一緒であることは素晴らしい
 
ある月曜日だった、ありふれた月曜日
より英雄のチェスの名手が 大地を手に入れた
 
そして 誰も想像することはできなかった
彼らのどちらかが自由になり
他方の抱擁の中へ 無条件に身を任せるだろうとは
 
俺が再び飛び込むこの地
大地は聖なるエネルギーだ
ああ、大地よ、誰がお前を所有するのか?
宇宙が鳴るこの地
大地が俺を手に入れる
 
 
注1;原詩では「paimeniansa」(=his shepherds)。比喩的に、見守り、導く者をさす。
注2;原詩では「nokitti kullallansa」。「nokittaa」は「賭け金をつり上げる」の意味。「kulta」には「金」のほかに「愛する人」の意味もある。
注3;原詩では「ruudukkoa (ruudukko)」(=格子)。

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Tuomiopäivä - Hassisen Kone (1981)

19/1/2018

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この曲は、Hassisen Koneの2ndアルバム「Rumat sävelet」(1981)に収録されています。
​Ismoの曲には、宗教をテーマとしたものがしばしばありますが、そこにはいかに生きるかという根源的な問いかけがあります。

Tuomiopäivä  最後の審判の日
 
太陽が照る朝が昇る
苦悩に満ちた日がやってくる
レストランが爆発する
バスが木へ突っ込む
そして見よ、あなたは監視されている
礼拝される肖像は監視しない
それが真実
そうだ
頭は嘘に耐えられない
それは説明しつづける
説明を
 
そして 全能のカウボーイが
投げなわを 振り動かすとき
コニャックとシェリー酒のグラスは
酒飲みたちを待ちつづける
避難場所を手探りしつづける
兵士たちは 幼い子供のように
責任を負わされるのは 父、母
ガキどもと白髪頭ども
そして 最後の審判の日がやってくる
最後の審判の日がやってくる
 
そのとき 皮肉屋たちも苦痛の中で叫ぶ
ビジネス界のならず者たち(注1)は地球を離れる
魂は身体から分離する
祝いに、踊りに
風が空っぽの顎をガクガクさせる
誰かが墓で土をトントン叩く
祝いに来てよい
地球上で 成熟した(注2)者たちだけが 
犠牲になるために
愛するために
 
そして 全能のカウボーイが
投げなわを 振り動かすとき
コニャックとシェリー酒のグラスは
酒飲みたちを待ちつづける
避難場所を手探りしつづける
兵士たちは 幼い子供のように
責任を負わされるのは 父、母
ガキどもと白髪頭ども
そして 最後の審判の日がやってくる
最後の審判の日がやってくる
 
言葉が口から勢いよく飛び出す
葉が木から落ちる
感情の流れが止まる
言葉は言葉について語るだけだ
くだらないことをしゃべるのは簡単だ そう
しかし あなたは言葉を手放さずにいられるのか
言葉は軽い、しかし男は弱い
破滅の審判者があなたを連れてくるとき
あなたは言う時間がない、もしもあなたが私を愛しているなら
 
 
注1;原詩では「merkonominretkut」(=scoundrels of ”merkonomi“)。「merkonomi」は商業学校で専門課程を修了した人。
注2;原詩では「lankes (langeta)」。「langeta」は「成熟する」のほかに「sin(=罪を犯す)」や「fall(=落ちる)」などの意味もある。

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Laatikoita - Sielun Veljet (1991)

18/1/2018

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この曲は、1991年にSielun Veljetの12インチシングルとしてリリースされました。
​Sielun Veljetの3CDBOX「
Musta laatikko」(1991)、「Aina nälkä -Veljien 20 pahinta hittiä」 (2003)や​「Maallinen vaellus 1983-2011」(2011)などのベスト盤にも収録されています。
​詩はIsmoならではのユニークな表現にあふれています。

Laatikoita  箱(注1)
 
俺は壁に沿って目を投げる
俺はどうかしたのか、俺はどうかしたのか?
圧倒的に憂うつな月曜の午前
だめだ、見えない、だめだ、見えない
 
治療は青い一陣の風をもたらすだけ
メガバンク保証へ 俺は提供する
ばかでかい感謝祭の食事を
すべてのピザハンバーガースーパーマーケットは天の賜物
俺たちの進路を照らすために この暗がりの中へ
 
俺たちは人生を反射する 俺たちの周りへ
俺たちは俺たちの脳の物語を投影する、箱を
灰色の、低い箱を
高い、赤い箱を
非常に多くを語っている箱を
静かなものを
箱が 箱のそばで
箱の後ろから のぞき見る
箱の群れの真ん中で
小さな来たものを、しゃべっている箱を
それらを梱包してよい、ロックしよう!
誰が箱を壊すのか?
箱
 
広告の明るい世界は 輝く
昼間のように夜ごと、なんて仕事
打ち負かす すべての
墓の寸前で
震える街灯柱聖人たちを
説明を負う
罪を犯して醜いラッパズボンの裾の時代の
ダイス村は
雨の中で灰色、俺は壁の中に溶ける
そうじゃない、まったく本当、俺はどうだろう、誰が連れて行ったんだ?
 
俺たちは人生を反射する 俺たちの周りへ
俺たちは俺たちの脳の物語を投影する、箱を
灰色の、低い箱を
高い、赤い箱を
白い、ガラスの箱を
刑務所を、箱を
病院を、箱を
非常に多くを語っている箱を
静かなものを
箱が 箱のそばで
箱の後ろから のぞき見る
箱の群れの真ん中で
小さな来たものを、しゃべっている箱を
それらを梱包してよい、ロックしよう!
誰が箱を壊すのか?
箱
 
 
注1;箱は複数形。

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Masentunut ameeba - Ismo Alanko (1990)

17/1/2018

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この曲は、ソロ名義での1stアルバム「Kun Suomi putos puusta」(1990)に収録されています。
孤独は、Ismoの音楽の重要なテーマの1つです。
​
Masentunut ameeba  憂うつなアメーバ
 
今夜 君はせめて少しだけでも僕を愛してくれませんか
今夜 君は僕に少し親切になってくれませんか
僕は気分がクソ悪い、僕は慰めを必要とする
今夜 君はせめて少しだけでも僕を愛してくれませんか
 
僕を愛撫し 愛さなければならない
僕を理解し 慰めなければならない
 
僕は憂うつだ、僕はアメーバだ
憂うつなアメーバ、憂うつなアメーバ
 
理解してくれ、慰めてくれ
芸術家を、偉大な人格を
今は良い夜だ、今は良い夜だ
今は良い夜だ、魔法をかけられた月、今は良い夜だ
今は良い夜だ、サクランボの口、今は良い夜だ
今は良い夜だ、魔法をかけられた月、今は良い夜だ
今は良い夜だ、魔法をかけられた月
今は良い夜だ、染められた口、今は良い夜だ
今は良い夜だ、今は良い夜だ
 
今夜 君はせめて少しだけでも僕を愛してくれませんか 
僕の人生が漏れる、すべての惨めな年月が漏れる
僕は女性の接触を必要とする、なぜなら僕はいい奴だから
今夜 君は僕に少し情けをかけてくれませんか
 
長くて、弾力のある夜だ、君はそれを知っている
長くて、弾力のある夜だ、君はそれを感じる
 
僕は憂うつだ、僕はアメーバだ
人生は拷問だ、クリスマスソングが僕に語る
小妖精じいさん(注1)たちが跳ぶ やあ
でも 人生は拷問で、退屈で そして非常に暗い
 
今夜 君はせめて少しだけでも僕を愛してくれませんか
 
 
注1;原詩では「tonttu-ukot」(=elf-old men)。Tonttuとは、フィンランドに古くから伝わるサンタクロースの手伝いをする小さな妖精。  

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2×1=1 - Ismo Alanko Teholla (2008)

16/1/2018

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この曲は、マルチプレイヤー Teho Majamäkiとのデュオ Ismo Alanko Teholla​の1stアルバム「Blanco Spirituals」(2008)に収録されており、作詞はIsmo、作曲はTehoとSielun VeljetのギタリストであったJukka Ormaとの共作です。
​アルバムでは、Ismoのみのボーカルですが、同年リリースされたシングルヴァージョンでは、女性シンガー Jonna Tervomaaとのデュエットとなっています。
アルバムヴァージョンのiTunesでの購入はこちら
シングルヴァージョンのiTunesでの購入はこちら

​YouTubeではオリジナル音源が見つからなかったため、2008年のライヴ映像をどうぞ。
2x1=1
 
池の水面が輝く 愛の光を
夕刻の中へ
崖の上で 目が輝きを増し
熱く燃える
2つの孤独な影が 溶け合い
消えていく
 
干し草畑が 風になびく
そして 急流が 白波をたてる
空が地を 呑み込む
そのとき 飛び込む 列車が トンネルの中へ
そして 喜びの涙の中へ
自然が はじける
2x1=1なんだ
もし 3にならなければ
 
まもなく夜だ そして 残酷な嵐が 吹き荒れ
うなる
大きなオークの木の下で くちびるが開く
いざないへと
人の子たちが 再び 互いにからみ合い
溺れる

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