この曲は、Ismoの代表作の1つであるソロ名義での1stアルバム「Kun Suomi putos puusta」(1990)に収録されています。 こちらの映像は、1990年のヘルシンキ・フェスティバルのために制作されたライヴ作品「Valheita ja onnenpekkoja」からのものです。(アルバム音源は、YouTubeでは見つかりませんでした。) このユニークなパフォーマンスの意味については、歌詞をご覧になってください。 こちらは、Ismo Alanko Teholla(Teho Majamäkiとのデュオ)での2010年のライヴ映像です。 同じ曲でも形態が変わると、また違った雰囲気になります。 Alumiinikuu アルミの月 影は静かに バーの裏口から忍び出る かん高い声が 暗闇の中で助けを叫ぶ ある者は側溝の抱擁から 避難場所を見つける 他の者は理解なしに まったく自分を失う アルミの月は反射する 鋼の太陽の光を地上へ 俺の回転競技スキー板が 君の脚の間へ滑る 君の叫び声が コ・イ・ヌール(注1)のようにきらめく 俺は幸せで満ちている 俺たちは車で家へ帰り、俺たちの中華鍋を一緒に取り出す 君は君の尻を 鍋へ押しつける 俺は89年のボジョレーのボトルで進入する アルミの月は反射する 鋼の太陽の光を地上へ 頑健な脳を持った看護師の若者たちが 俺に錠剤で給餌する 強力な脳を持った世話をする者たちが 粉末(注2)で給餌する パンを中へ運んでくれ、イエス(注3)を散歩へ連れて行ってくれ 俺はニジマス、ブロイラー そしてニワトリの卵 イエスは中へ、パンは外へ アルミの月は反射する 鋼の太陽の光を地上へ 俺はスーパーマーケットで生まれ おまわりとして ニューヨークで育った 俺を森へ連れて行くな、俺は窒息死する 君には脚の間にヨーロピアンパーチ(注4)がいる 君は腹ぺこで街の中を歩く 俺はスーパーマーケットで生まれた アルミの月は反射する 鋼の太陽の光を地上へ 注1;英国王室所蔵のインド産の大きなダイヤモンド。 注2;原詩では「puuterilla (puuteri)」(=powder)で、外用の粉末の薬の意味もある。 注3;キリスト。 注4;フィンランドの国のシンボルになっている魚。
2 Comments
EIKO
4/1/2018 23:31:48
難問中の難問って思っていた曲だ!
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Ismo Alanko来日公演実行委員会
4/1/2018 23:59:16
これは訳すのが本当に大変でした。フィンランド人の友人に大いに助けてもらいながら、やっとという感じです。
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